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融雪、温水ボイラーの不凍液交換の必要性

融雪対応温水ボイラーの不凍液交換は、システムの長期的な健全性を保つ上で不可欠です。不凍液は、その名の通り凍結防止の役割を担いますが、それ以外にも重要な機能を持っています。定期的な交換を怠ると、ボイラーや配管に深刻な損傷を与え、高額な修理費用や交換が必要になる可能性があります。


 

交換が必要な理由

 

融雪ボイラーの不凍液は、時間とともにその性能が劣化します。主な劣化の要因と交換の必要性は以下の通りです。

  1. 防錆・防食効果の低下: 不凍液には、ボイラーや配管内部の金属の腐食を防ぐための防錆剤防食剤が含まれています。これらの添加剤は時間とともに消費・分解され、効果が失われます。防錆効果が低下すると、配管やボイラー内部が錆び、それが機器の故障や配管の詰まりを引き起こします。

  2. 不凍性能の低下: 不凍液は、主成分であるグリコールと水が混合されたものです。長期間使用すると、水分が蒸発したり、不凍液自体の成分が化学変化を起こしたりして、凍結温度が上昇することがあります。寒冷地では、凍結により配管が破裂し、水漏れや機器の損傷につながるリスクがあります。

  3. 汚れやスラッジの発生: 配管内の錆びや不純物が不凍液に混ざり、スラッジと呼ばれる泥状の沈殿物が発生します。スラッジは熱交換器やポンプ、バルブなどに蓄積し、機器の効率を低下させたり、最終的に故障の原因となったりします。

  4. pHバランスの変化: 不凍液のpHバランスが崩れると、金属の腐食を促進します。通常、不凍液は中性から弱アルカリ性ですが、劣化が進むと酸性に傾き、機器へのダメージを加速させます。

これらの理由から、東創建では8~10年ごとの不凍液交換を推奨しています。定期的な交換は、システムの効率を維持し、予期せぬ故障を防ぐための最も効果的なメンテナンス方法です。

Solid fuel boiler heating systemの画像

株式会社東創建
2025年09月03日 10:01

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